400年の歴史を刻む城跡と古く懐かしい街並みの残る小諸。
ここは島崎藤村の「千曲川旅情のうた」の地でもあります。「小諸なる古城のほとり遊子(旅人)かなしむ・・・」
長野新幹線で佐久 → JR小海線で小諸 途中に「おとめ」駅がありました。
観光案内所で情報を仕入れ、まず向かったのは小諸城跡のある「懐古園」
山本勘助らが縄張し、その後仙石秀久により完成された城で、城下町より低い位置に城を築いた「穴城」。
これは全国でも珍しい。
三の門を入って間もなくの所にあった古城軒で信州そばをいただきました。大ぶりの蕎麦でとても旨かったです。
城跡内を散策。
島崎藤村記念館、椰子の実の詩碑、いろいろな句碑がありました。
隣接して「渥美清こもろ寅さん会館」(現在閉館)がありました。シリーズ第40作、「寅次郎サラダ記念日」で
小諸が 舞台になったのを記念したという・・・。
小諸出身で島崎藤村ともあったという小山敬三画伯の記念館もあり、見学しましたが、絵の素晴らしさに圧倒さ
れました。
島崎藤村が教員を務めた小諸義塾の記念館もありました。信州教育の素晴らしさが伝わりました。
「懐古園」を出て、市内を散策。
北国街道沿いには小諸宿・本陣問屋をはじめ古い家屋が並んでいて、往時を偲ぶことができました。
少し遠くまで足を延ばして「高浜虚子旧居」も訪ねてみました。1日でまわり切れない・・・中身の濃い街でした。
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