きみまち坂と明治天皇のご巡幸
  
        

 山と川がおりなす景色が素晴らしく、古くから訪れる人が
絶えない。その昔、
 「天地の大観みなここにあつまる」 と、うたわれたことも
あるという。
 写真は旧国道から少し登った所にある1の広場。秋は紅
葉、春は桜、いずれも名所となっている。
 

   

   上の写真の頂上辺りが展望台になっている。そこから見下ろすと下のような景色が眼
下に 広がっている。米代川ライン下りの舟が、ゆったりと通り過ぎるのを見ていると、時
の流れを忘れそうになる。

(写真は二ツ井観光ガイドより)
  
   
   
 きみまち坂という名前は、明治天皇が東北をご巡幸された時のエピソードからきていま
す。明治天皇は。全国を御巡幸されること6回。東北には明治9年と14年の2回お出でに
なっています。この明治天皇の東北ご巡幸(青森県版)の詳細については歴史のページに
書きます。

 14年の御巡幸の際、旅を続ける天皇を、皇后からの手紙がここで待っていたということ
です。その手紙には
 「大宮のうちにありてもあつき日をいかなる山か君はこゆらむ」
 という歌がしたためられていたと言われています。
  夏の長旅を気遣う皇后からの「恋文」でした。明治天皇は、亡くなられた昭和天皇と
同様に広く国民に親しまれた方ですから、各地にエピソードが残されているようです。
 

  
 
 きみたち坂では、その名前にちなんで「きみまち恋文全国コンテスト」を行っています。
 恋人へ、夫へ、妻へ 今は亡きあのひとへ・・・
 これまでの5回のコンテストに寄せられた恋文は国内外から約3万5千通と言われてい
ます。

  応募期間は9月1日〜11月15日まで。
  問い合わせ  秋田県二ツ井町21 役場 創造課  電話 0185−73−5310
                                (ふたつい観光ガイドを参照しました。)