1.発問「この詩から感じる色を発表してください。」
(作業させた後発表させてもよい)
↓
20人の挙手
教師の側
●誰にあてようか・・・と、しばらく手を挙げさせている光景を見かける。
○短い時間で読みとる。いつまでも挙げさせておかない。
誰がわかって誰がわからないのか、瞬間的に把握する技術を習得する。
子どもの側
●「ハイ ハイ ハイ」自分にあててほしい。
●ハイの声が大きいと、考え中の子は大変困る。ハイハイによる思考の停止。
○手をあげる目的は、自分が考え終わった(答えを見つけた)ということを先生に伝えること。
2.指名「○○さん、・・・・・・」
教師の側
●発表を聞いて、すぐ板書する。発表者とだけのやりとりをしてしまう。
○発表を聞いたら、『手を挙げなかった子』が、どんな反応をするかを真っ先に見る。
--- 手を挙げな かった子が頷いたりすれば板書できる。
子どもの側
●(次は自分が発表したいために)正解かどうかだけ考えよく聞いていない。
○「自分の考えと比べてしっかり聞く」
間違えていたら → 「どうしてその答えになったのですか?」
「途中で言えなくなったら変わってあげる」
「つけたせないか」
3. 指名が続く
赤 → ゆうびんやさんの車・ポスト
真っ赤、本当の赤 ・・・
黒 → 夕日をせおうのでかげになる ゆうびんやさんの服
黄色 → まぶしい光
灰色 → どうろ
緑 → 家 ← 「家は夕方だから灰色に近い色にみえる」
●6つの答えを引き出すために、子どもは6回手を挙げなければならない。
●6回一生懸命手を挙げても、14人の子は発表できない。
※手を挙げても指名されない子への対処をしておかないと、高学年になった時に
手を挙げない子が多数出てくる。
○一度の挙手で教師は把握してしまう。→ 次々と発表させてもよい。
○指名されない14人には、「同じ答えだ」という確認をとることによって満足してもらう。
※一問一答にならないようにする。
○からませ発言
○ちょっとでも違っていたら「言い換える」という習慣をつけさせる。
○つなぎ言葉を使った発表をさせる。
「つまり」
「ところが」
※子どもの発表は一文が多い。「・・・なので、・・・だけど、・・・もあっ
て、・・・だから、そうすると・・・となって・・・なわけで・・・」
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