授業がうまくいかない
 子どもが話を聞かない
                
 こういう学級になる原因は何だろうか。
 授業や朝の会などを見ていて感じることを書いてみました。
 (週間教育資料2008.10.13 「こう育てた教師の資質」を参考にしました。)
       
 次のようなことが原因ではないだろうか

 1.全体に話す時、子ども一人一人を全く意識していない。
    ・「誰がどんな反応を示したか」でなく、誰かが反応してくれれば良しとする発問や指示。
    ・挙手をさせない。(一人一人の状態や考えがわからない。)

 2.子どもの考えを学級全体に広げようとしない。
    ・子どもの発表を全部教師が引き取ってしまい、その発表への賛成・付け足し・反論な
     どを全部教師が行う。
    ・他の子どもは何をしてよいのかわからない。
    
 3.間の取り方を考えたり、話に抑揚をつけたりすることをほとんどやらない。

 4.指示を出すが、それが行き渡ったか、確認しない。
    ・「一部分を聞いて取り組んでしまう子」を見逃してしまうと、学級全体が話を聞かなく
     なってしまう。

 5.活動が始まってしまってから、追加の指示を出す。取り消したりする。
    ・ほんどの子が聞いていないところに、「○○はやらなくていい。」
     「○○はこうしなさい。」など重要なことを言う。

 6.能力差に対応した指示が出せない。
    ・終わった子はただじっと耐えて待つだけである。また、よくわかならい子に短時間で
     アドバイスをしたり、質問がある子に適切に対応したりしないので、だらだらと時間
     が経つ。

 7.子どもにしっかり伝わる声をだしていない。
    ・大きすぎる声 小さすぎる声 平板で抑揚がない声

    
 これらを解消する方法はあるのだろうか。

  ・一番に難点は、本人が指導力の不足を自覚していないことである。

  ・前記 「こう育てた教師の資質」を書かれた東京都武蔵野市立本宿小学校長・石橋昌雄氏は
   研究授業を行わせることを提案している。管理職だけでなく、地域の方、同僚などあらゆる人
   に授業評価してもらうのである。

  ・筆者としては、それと同時に、教室前部(子ども全体が見える位置)から撮ったビデオを見せる
   のが一番ではないかと思う。
   授業のうまい教師の発問・指示がある(子どもの反応もわかる)授業と、授業がうまくいかない
   教師の授業を対比して、「ストップモーション」を取り入れて考えさせると良い。
 
 ※その他に有効な方法があれば是非教えていただきたいです。