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るの?」 お姉さんのユミちゃんが帰ってくるなり、お 母さんに聞いている。
い。教科書では日本に来ている人が多い国と して、 1.大韓民国 A台湾 2.アメリカ 3.中国 となっている。 ユミちゃんは、さっそく市役所に電話をかけて聞いてみた。 きちんと登録している人は次のようになっている。
2.朝鮮(韓国)約百人 他の国の人も合わせて全部で約四百人。 「中国の人が多いとい うのは意外だ。」
(平成八年七月) お父さんの知り合いの人のお話では、弘前大学には、たくさんの国から留学生が来ていると いうことだった。 中国・イタリア・韓国・ルーマニア・フランス・タイ・アメリカ ・ヴェトナム・ボリビア・ バングラデシュ・マレイシア・スウェー
デン・ドイツ・旧ソ連・フィリピンなど・・
平成6年7月に完成したもので、入居して いる人は21人。単身の人が多いが、夫婦や家族で きている方もいる。
弘前大学の学生課の方にお願いして、中国の方を紹介していただい た。土曜日、お姉さん のユミちゃん、ジュンちゃん、そしてお母さんの 三人は国際交流会館へと出かけていった。
張さんはママさん留学生だ。息子の冬陽(とうよう)君を桔梗野小 に通わせながら、弘前大 学の農学部で勉強している。 「はじめは慣れないことばかりで大変でしたが、弘前の人々や大学 の方々に親切にしていた だいて楽しい毎日を過ごしています」 と話して下さった。 中国の食物や衣服、子どもの生活など、ユミちゃんの質問にも一 生懸命答えて下さった。 日本語がものすごく上手だ。 冬陽君(四年生)は五才のころから日本に来ている。ジュンちゃ んと同じくらいの身長で日 本の子どもとほとんど変わらない。街で会 っても中国の子とは気づかないにちがいない。張 さんと冬陽くんは間もなく中国へ帰る。去年まで弘前大学の医学部で勉強していたお父さんが 中国で待っている。 「私だったら子どもと二人だけ外国で勉強できるかしら?」 ユミちゃんのお母さんが考えこんでいた。 (1997.3.11)
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