「情報手段あてクイズ」 【五年生「通信」】

 

 ねらい

  三択の問題を出題したり、回答を競ったりしながら、情報を得る手段が多様化してい 
 ることや、人によって異なった方法をとっていることに気付かせるのがねらいである。
 

 
【1】 クイズの方法説明

  情報手だんあてクイズをやってみましょう。クイズの方法を説明します。
 まず、次のような問題を出します。

 わたし{先生}は今日の天気を何で調べたでしょう。

 三択問題です。必ずどれかの答えにして下さい。
     @テレビ
     A新聞
     Bその他

 自分の答えの場所に移動して下さい。
     @は教室右側
     Aは教室左側
     Bは教室の後ろ

   正解はインターネットですから、Bの「その他」です。正解者は続けて答えることが
  できます。。はずれた人は席について応援して下さい。
   このようにして、正解者が一人になるまで、三択のクイズを出していきます。
  最後まで勝ち残った人がチャンピオンです。
   問題はみなさんに考えてもらいます。ユニークな問題を考えて下さい。
   人によっては違う方法をとる人がいるかもしれませんが、その人がどの手
  だんで情報がわかったかということが問題です。それでは、クイズを考えて
  下さい。
 

   時間をとってクイズを考えさせる。質問も受け付ける。
 

 
【2】 クイズ開始

   では、「情報手だんあてクイズ」をはじめましょう。出題希望者は前に出て
  来て下さい。

 @…さんの問題「テレビの番組を何で調べているでしょう。
 
   「新聞だろう」
   「番組の雑誌もなかった?」
   「インターネットでもわかるらしいよ」
 
    正解は新聞 20人正解。
 

 A…君の問題「新しく出る00のソフトを何で知ったのでしょう。

   「これはテレビだ」
   「雑誌じゃないか」
   「新聞のチラシ?」
   「店に行ってポスターを見たということもないかな」
   「むずかしい。・・君の家にパソコンもある。」 

    正解はテレビ 5人正解
 

 B…・さんの問題「スーパーの売り出しを何で知ったでしょう。

   「これは新聞のチラシだ。」
   「テレビにも入っているね。」
   「テレビに入っているのは、この町のスーパーかな?」

    正解は「友達から聞いた」でその他だった。これはひっかけ問題である。

   正解者なしの場合は、前問の正解者同士でジャンケンしてチャンピオンを決める。
   『一回目のチャンピオンが決定しました。それでは二回目を始めましょう。』
 

   このようにして、学級の全員がかわるがわる出題していく。
 

 
3】 伝言板

   「通信」単元の導入として行うクイズである。
   学級の実態によっては詳しく例を示しながら、「情報」の意味を教えないと出題
  出来ない子もいる。情報手段についても同様である。

   また、学級の実態に合わせて、問題の例示を多くすることも必要である。
  自分が「普通はそうする」と考えていたのとは異なる意外な手段が出てきて、子
  どもの視野が広がる。また、いろいろな手段で調べてみようという意欲が出る。