水上(2)遺跡 - 青森県西目屋村  indexへ
  
縄文後期初頭の石棺墓が18基出土   
  

青森県を代表する岩木川の上流に津軽ダムが建設されています。(平成28年3月以降に完成)
ダムの底に沈む前に、貴重な縄文時代の遺跡の発掘が進められています。

この遺跡は縄文時代後期終末から晩期にかけての集落跡で、岩木川とその支流である湯ノ沢
川の合流点付近です。

竪穴住居跡142 軒、土器埋設遺構85 基、焼土遺構54 基、石棺墓2基、捨て場などの遺構や
遺物が確認されています。遺物は、土器・石器を中心に段ボール箱3,000 箱以上。
中でも注目は石棺墓。次の弥生時代には多く見られますが、縄文時代ではここ青森・西目屋
と長野でしか発見されていません。貴重なものです。(写真の28・30)

川沿いなので石が多く発掘の人たちは大変だったようです。川の流れなど地形が大きく変化し
ていると思われます。現在の景色からはとても集落を想像できません・・・・。